以前から心配していたことが起こりました。
有料老人ホームというのは、ある程度入居者が入れ替わって入居一時金
収入が入らないと行き詰まると聞いていましたが、平均寿命が伸びると
共に入居者がそのまま高齢化し、当初の思惑とは違ってきたようです。
又、経営のために入居者の交代を当てにするのでは利害が対立します。
施設の入居者の立場として差し押さえはどの程度心配な事でしょうか。
又、何か個々の入居者がしておくべき対策はあるのでしょうか。
今回は、自治体による公売は免れず、抵当権者である銀行か新しい所
有者が落札したとしても、優良な社会福祉法人が管理運営を引継いで
入居者に迷惑がかからないことを祈っていますが・・・・。
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<朝日新聞ニュースより>
「兵庫県芦屋市にある全国最大規模の有料老人ホームを所有する名古屋市の会社が、固定資産税や不動産取得税計約1億円を滞納し、芦屋市と兵庫県にホームの敷地と建物を差し押さえられていたことがわかった。高齢者福祉施設を自治体が差し押さえるのは異例。入居しているお年寄りたちは数千万円の一時金を支払っており、先行きに不安を募らせている。
問題のホームは、老人福祉施設を展開する東証1部上場のゼクス(東京都港区)が、07年3月にグループで開業した「チャーミング・スクウェア芦屋(CS芦屋)」。
24階建てビルなど3棟からなる豪華ホームで、入居者は約2千万円~約9千万円の入居一時金を支払い、さらに毎月約10万円の管理費を支払って生活している。しかし入居率が低迷、総戸数578戸のうち、約1割の58戸しか埋まっていない。
関係者によると、ゼクスは経営が悪化し、事実上、銀行管理の状態。重荷になっていたCS芦屋を経営から切り離すため昨年8月、名古屋市に資産流動化法に基づく特定目的会社(SPC)を新設。このSPCが同9月、銀行の融資などでCS芦屋の土地建物を115億円で買い取った。
ところが、このSPCは芦屋市に納めるべき今年上半期分の固定資産税と、同県に納付すべき不動産取得税の大部分を滞納。未納分は、固定資産税約3200万円、不動産取得税約6800万円になるとみられる。
芦屋市と西宮県税事務所の説明によると、両者はSPCに対し、再三にわたり納税を督促したが、経営改善の見通しが立たず、市は9月1日付で差し押さえに踏み切り、県も同日付で市に同調した。
市収税課は「高齢者福祉施設の差し押さえは苦渋の選択だが、入居者が増えず経営改善も期待できないまま、滞納額が膨らむ事態を見過ごせば、市民に損害を負わせる事態となる」と説明する。
通常、自治体に差し押さえられた土地建物は公売にかけられ、これによって自治体は滞納金を徴収することになる。市は「差し押さえは警告の意味合いが強く、CS芦屋の物件に抵当権を設定している銀行の対応を注視する」としている。
公売や競売で買い手がつけば、入居者は新たな所有者との間で契約を結び直さなければならず、条件が悪化する可能性がある。
社団法人「全国有料老人ホーム協会」は、「経営破綻(はたん)が表面化する前段階で老人ホームを自治体が差し押さえる事例は聞いたことがない」としている。」
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